審美とは築きあげるもの――
古来よりヒトが望む最良の審美は、歯を綺麗に魅せる事でした。どのようにすれば自然に口腔内に落ち着き、その魅力を発揮できるのか、多くの先人達が試行錯誤を繰り返し、今日では様々な歯科材料と技術が誕生しております。
弊社ではそれらの技術を果敢に駆使する職人達の養成から始まり、患者様のご意見をフィードバックする事で、絶えず技術の研鑽を重ねております。審美系の技工物には何よりも歯科技工士達の技術と、それらを支える最新技術が必要不可欠です。ぜひ弊社までご相談ください。
ジルコニアポーセレン
「どこまでも白く、どこまでも自然歯に近い」ダイヤモンドの様に硬く、金属のように靭性を持ち合わせたジルコニアは、白い金属とも呼ばれ、今日では宇宙開発から身近な所ではナイフやハサミなど様々なシーンで使用されてきております。歯科の世界では長年、コアフレームに金属を使用する事が常識であり、その金属色をいかに遮蔽するかが問題となっておりましたが、ジルコニアをフレームに用いる事でそれらの諸問題は解決されました。
シントラ ジルコニア用ファーネス
ジルコニアを加工する事は通常、手作業では不可能なため、ミリングマシンで切削することとなります。弊社では「ジーシー AadvaミルLD-H」を導入し、国内で生産されている高純度のジルコニアプレートからこれらのコアフレームを削り出しております。コアフレームはその後、ジルコニア専用ファーネス「シントラ」にて焼成され、高強度を誇る物性へと変化します。焼成されたジルコニアフレームに、今度は歯科技工士による手作業で一人ひとりの症例に合わせ陶材(ポーセレン)が築盛されます。
e.max
「オールセラミックをもっと単純に」セラミックを溶かして射出成形する――といった発想のもとに開発された、e.maxは、現在では歯科業界でも一般的になり、プレシャスセラミックの可能性を示唆しております。ニケイ酸リチウムを主成分としたインゴットを専用プレスファーネスで溶解し、成形することで、曲げ強度360~400MPaを有するセラミックス単体の歯冠が製作できます。非常にシンプルな形成方法のため、耐久性が高い上にリーズナブルにご提供が可能となっております。
プログラマット EP5010 / EP5000
e.max成形には専用のプレスファーネスが必要不可欠です。弊社ではivoclar社のEP5010とEP5000を導入し、安定した供給を実現しております。
チタンボンド
「新素材で新しい時代をリードする」生体親和性の高い金属「チタン」をコアフレームに使用することで旧来のメタルボンドよりも身体に安全な技工物がご提供可能となりました。チタンを加工する技術と、チタンの上に陶材(ポーセレン)を築盛する技術の開発により、このような製品が可能となっております。
メタルボンド
「歴史が保証する安定的な技工物」言わずと知れた、歴史ある審美系技工物「メタルボンド(陶材焼付鋳造冠)」は、陶材(ポーセレン)に金属を裏打ちしたもので、最も長く審美系技工物のトップに君臨している技工物です。弊社でもメタルボンドを審美系技工物の「基本」として捉え、安定的に供給する事を心がけ、品質の向上に努力しております。
BZクラウン
「CAD/CAMシステムの可能性を追求した技工物」CAD/CAMシステムの利便性を最大限に活かしたオールセラミックの技工物です。CADシステム上でモデリングし、ミリングマシンでジルコニアの固まりから削りだす、新しい形のオールセラミック。インゴットには予めグラデーションが付与されておりますので、切削した状態で研磨を掛け、そのまま仕上げる事が可能です。オプションで、ステインの付与も出来ます。
審美のために
カラーマッチングシステム
弊社では患者様ひとりひとりの口腔内を把握するためにも可能な限りに口腔内写真のご提出をお願いしております。その際はシェードガイドと同時に、弊社よりお配りするカラーチャートも被写体の中に収めて頂くことにより、弊社導入のカラーマッチングシステムで、患者様の口腔内の色調を高精度モニター上で正確に再現する事が可能となります。